2014年 ミズノクラシック

藍、あと1人で出場へ 人生初の現地待機は…

2014/11/06 17:17
自身初のウェイティングで出場機会を待つ宮里藍。あとは運を天に任せるだけ

明日から開幕する国内ツアー公認の米ツアー公式戦「ミズノクラシック」(三重県賢島CC)は米ツアーの賞金ランキング上位43人と、同国内ツアー35人の計78選手が出場する。現在、米ツアーの賞金ランキング86位の宮里藍は、「初めて」という現地ウェイティングで出場機会をうかがっている。

「自分がやるべきことをやるだけ。あまり人の不幸は願っていなくて、どちらかといえば出られない気持ちでいる」という宮里は、この日は18ホールをラウンドし、その後はパッティンググリーンで入念に調整を行った。

これまで、主戦場では常にシードを守ってきた宮里が、現地ウェイティングをするのは生まれて初めてのこと。米ツアー枠のウェイティング順はエイミー・アンダーソン、アリソン・ウォルシェに続いて3番目だが、上の2選手は大会前日までに来日したとの情報がない。実質ウェイティング1番手として、明日の初日を迎えることになる。

「明日はトップの組がスタートする前に来て、準備をします」という。第1組がスタートするのは8時で、最終組は10時。2時間をかけて全26組がスタートしていく間に、米ツアー枠で出場する選手に誰か1人でも欠場が出れば、宮里に出場機会が巡ってくる。

出られるのか、出られないのか。出られるとしたらいつなのか。普段とは違うルーティンで迎える大会初日を「明日が一番難しいと思う」と話した。もし幸運が巡ってくれば、2011年以来3年ぶりの出場となる。(三重県志摩市/今岡涼太)

2014年 ミズノクラシック