2014年 全米女子オープン

夫婦で臨む初メジャー 横峯さくらのOKラインともう一つのライン

2014/06/18 10:40
夫の森川氏が見守る中でアプローチ練習を続けた横峯

今季の海外メジャー第2戦「全米女子オープン」は19日(木)、ノースカロライナ州のパインハーストNo.2で開催される。横峯さくらは同会場で「全米オープン」が開催された前週はシカゴ近郊で調整し、当地に乗り込んだ。

4月に入籍したメンタルトレーナー、森川陽太郎氏ももちろん帯同。「クラフトナビスコ選手権」にも参戦したが、夫婦となってメジャーに出場するのは今大会が初めてとなる。それでもやっぱり“ハネムーン”気分とはいかず、難コースに出れば「グリーンに乗ればうれしいという感じ。外した時に粘りのあるプレーをするのがすごく大事。距離が長い?すごく(グリーンが)遠いです…」と他選手同様、悩ましげな表情だ。

ところで「OKライン」の提唱者として知られる森川氏だが、ここ最近は“別のライン”の設定についても二人三脚で取り組んでいるとか。「(昨年は)バーディを獲りたいと思う中で“OKライン”を決めてきましたが、今年はそれが『2パットでいいや』という意識になってしまっている。欲(のライン)を上げることも大事」(森川氏)。

5月の上旬あたりから「欲を出していこう」とアグレッシブな姿勢を取り戻すこともテーマのひとつにしている。

ただし、さくら夫人が「イーブンだったら最高じゃないですか。バーディは獲れないのでボギーを少なくするのが大事なコース」というメジャーの舞台では、そのもう一つのライン設定は実に難しい。「この試合をどう設定するかは、明日の夜に決めます」と頼れる旦那様。昼夜を問わず攻略の糸口を探していく。(ノースカロライナ州パインハースト/桂川洋一)

2014年 全米女子オープン