2位の16歳アマが自らプロ転向に言及
2013/09/16 11:34
米女子メジャー今季最終戦「ザ・エビアン選手権」のサンデーバックナインは、最終組を回るスーザン・ペターセンと16歳アマのリディア・コーのマッチレースとなった。最終的に2打差をつけてメジャー通算2勝目を飾ったペターセンは、ツアー史上最年少のメジャー制覇へ挑んだコーへの賛辞を惜しまなかった。
「彼女と最終組を回ったのは2回目。とても素晴らしい競争相手で、バーディを奪い合うことができたわ。まだ16歳だけど、メジャーで勝つには十分な将来のスター。もう、すでにね」。
一方のコーも、勝負どころを逃さないペターセンの終盤に“プロの地力”を感じていた。17番パー4で、ペターセンはティショットを曲げるトラブルで2メートルのパーパットを残したが、しっかりとカップに沈めて2打のリードを保ったまま最終18番へと進んだ。「彼女はパットが本当にうまい。あのパットを見て、今日は彼女の日であることを知りました」。
そう振り返った後、コーは唐突に「みなさんと次にお会いするときは、プロになっているかも知れません」とサプライズ発言。
韓国系ニュージーランド人で、進路には両親の意思が大きく影響するため、「私には分からないけど、来年には確実だと思います」と時期は濁したが、自らの意思は明確にした。希代のスーパーアマチュアがいよいよプロの世界へと羽ばたく日も近いようだ。(フランス・エビアン/塚田達也)