2013年 全英リコー女子オープン

佐伯三貴、後輩・松山には「負けられない」

2013/08/03 05:54
自身初の1ラウンド2イーグルを、セントアンドリュースで決めたのだから素晴らしい!

一番のハザードは風。風が無ければ簡単なコース。セントアンドリュースはそう評される。「全英リコー女子オープン」2日目の佐伯三貴は7時25分にティオフ。そよ風のリンクスコースで、ド派手なゴルフを展開した。

通算3アンダーでスタートした佐伯は、1番で6メートルを沈めてバーディ奪取。続く2番は3パットのボギーとしたが、3番ですぐにバーディを取り返す。「流れは悪くないと思った」という直後の4番、8Iで放った第2打はグリーンをコロコロと転がってカップに消えた。

「昨日と同じ感じで、1打に集中してターゲットをしっかりもってやろうと心掛けていた」という佐伯。だが、7番の2打目もグリーンに行ってみると球がない。「まさか自分だとは思わなかった」。自身初となる1ラウンド2イーグルに、「帰り道に気をつけないと」と高笑い。それでも、「新記録の65を出したかった。ちょっと残念な気持ちが強いです」と貪欲だ。

この日「66」をマークして通算9アンダーとした佐伯は、単独2位に急浮上。明日3日目は、最終組でチェ・ナヨンと共にプレーする。東北福祉大の後輩、松山英樹の全英での活躍をテレビで見て、「堂々たるプレーですよね。負けられないと思った」と佐伯は言う。メジャー大会での優勝争いで、先輩の貫禄を示すチャンス到来だ。(英国セントアンドリュース/今岡涼太)

2013年 全英リコー女子オープン