2013年 全英リコー女子オープン

「上出来です」森田理香子、3連続バーディで38位タイ発進!

2013/08/02 04:52
安定しているドライバーは大いなる武器。「総合力で戦っている」とは小林浩美会長の弁

聖地・セントアンドリュースで迎えた「全英リコー女子オープン」初日、まだ灰色の闇が残る6時半にスタートする第1組の1番手として森田理香子の名前がコールされる。初めての練習ラウンドでは、緊張のあまりトップしたという森田だったが、この日はドライバーで会心の1打を放つと、2打目をピン上1メートルにつけて颯爽とバーディで飛び出した。

2番ではティショットがラフにつかまり、2打目は左サイドのセミラフへ。そこから3メートルにつけるとこれをねじ込むナイスパー。続く3番で、今度は下から4メートルのバーディパットをカップに沈めた。

「練習ラウンドの方が緊張していましたね」という森田。折り返した12番でボギー、難易度の高い13番ではティショットがバンカーに捕まりダブルボギーを叩いたが、「誰でもダボを打つ。まだホールも残っている」とすぐに気持ちは前を向く。「(2打を要した)バンカーは出そうな感じもあったけど、もっと(あごが)低いところに出すべきだった。こういうのは1回やらないと分からないので、良い勉強」とポジティブに受け止めた。

直後の14番からは怒濤の3連続バーディ。一気に2アンダーまで巻き返すことに成功する。「ティショットもそんなに曲がっていなかったし、曲げたところでもパッティングやセカンドショットが良かった。落ち着いたパーが多かったので、精神的には動揺とかもあまりなく終われました。上出来ですね」と、満足げに振り返った。

「ゴルフの調子は悪くないけど、キックが悪くてラフに行ったり、運・不運がある。だから、自分のスイングに一生懸命集中して、あとは運任せでやっていきたい」。飾ることなく、森田は普段着のままのプレーで、リンクスを攻略する。(英国セントアンドリュース/今岡涼太)

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