「全英リコー」開幕直前! 日本人選手最新情報
<宮里藍&上田桃子>
大会前日、宮里藍と上田桃子は一緒に18ホールの練習ラウンドを行った。宮里はプロアマを含め3ラウンド、上田は2ラウンドをこなして、本番に臨む。
○宮里藍
「調子は悪くない。ドライバーのフィーリングがすごく良いです。この試合、リンクスはいろんなことが起こるので、あまり欲張らないでやっていきたいですね」
○上田桃子
「(07年から)忘れているホールがすごく多くて困ったけど、再確認することができました。昨日、ピアとリンと良いセッションを持つことが出来て、今週は特に感覚的な部分が大事ということを確認して、本能を信じてやってみようと思っています」
<森田理香子>
月曜日に18ホール、火曜日にプロアマをこなした森田理香子は、大会前日は軽めの練習だけで、昼頃には早々に会場を後にした。明日は6時半の第1組でティオフ。関係者は、「まだ緊張しているようでした」と、初メジャーを控えた森田を観察していた。
<有村智恵>
月曜日、水曜日と18ホールをラウンドした有村智恵。今年から米ツアーに本各参戦しているが、「ほんとうに楽しい」と生き生きとした表情を見せる。現在の賞金ランキングは42位で、ルーキー・オブ・ザ・イヤーランクは2位。来季に向けて少しでもランクを上げたいという有村だが、ちょっぴり痛いのはディフェンディングチャンピオンの「日本女子プロゴルフ選手権」と第5のメジャー「ザ・エビアン選手権」が同週開催だということ。すでに日本への参戦を表明しているが、ポイントの高いメジャー大会欠場は、シーズン後半のスケジュールにも影響しそうだ。
セントアンドリュースは、試合が決まったときから出たいと狙っていた大会。キャディの小田さんからも「この試合だけは是非」と頼まれ、今週はタッグを組んでいる。「やりがいを感じるし、結果を残したい」と、意気込みは強い。
<佐伯三貴&横峯さくら>
午後から一緒にラウンドした佐伯三貴と横峯さくら。明日、7時14分スタートの横峯は、13番までで終了。佐伯は18ホールを完走した。
○佐伯三貴
「ここでやったのは6年前だし、次にやるのが6年後だとしたら、その時に賞金ランキングで上位に入れているか、良いプレーが出来ているかと考えると、今年が最後のチャンスかなと思って出場を決めました。以前はドローだったけど、今はフェードを打っているのでほんと難しいですね。ミケルソンじゃないけど、ドライバーを封印してライン出しをして打っていこうかなとも考えています。調子は正直良くないけど、悪いときは悪いなりに自信を持ってプレーしたいと思います」
<宮里美香&比嘉真美子>
沖縄出身の二人は、この日は早朝から練習ラウンドを共にした。今週、両親と共に17番ホール横のオールドコースホテルに泊まっている宮里美香は、早々にラウンドを終えると、ホテルのジムへ行き、その後は部屋でリラックス。「私の部屋からコースが見える。それがすごく新鮮というか、違う景色が見えて気持ち良いです」と、優雅な生活を満喫している。
○宮里美香
「12番はフェアウェイの真ん中にバンカーがあって。テレビタワーを狙って左ラフに入れるのが良いって聞いたのでそれをやってみたら、エッジまで85ヤードとかそんなの。自分の意志でラフに入れるというのはあまり経験がないですね。
ティショットはパンチショットを多用していく感じです。グリーンは大きくて40ヤードのパッティングとかあるし、エッジから77ヤードとか、そういうのは初めてですね」。
<番外編:堀奈津佳>
上田桃子らの組について18ホールを歩いた堀奈津佳。最終予選会に出場するも、本戦への出場は果たせず、今回はただ“見るだけ”のラウンドとなった。
「18ホール、言葉では言い表せない空気感がありました。もちろん出たかったけど、まだチャンスはあると思う。素敵な場所なんで、必ず戻ってきたいです」