2013年 全米女子オープン

好調の宮里美香は「グリーン」、有村智恵は「風」を警戒

2013/06/27 11:33
前週は惜敗・・・宮里美香はビッグトーナメントでリベンジを狙う。

先週開催された米国女子ツアー「ウォルマート NW アーカンソー選手権 by P&G」で、1打差でプレーオフ進出を逃した宮里美香と、最終日を首位タイで迎えながら最終的に11位タイとなった有村智恵も、今週はメジャー第3戦「全米女子オープン」に出場する。

大会前日、最終調整を行った宮里は「徹底的にグリーン周りの調整をしました。特にグリーンが大きい分、パットのタッチが難しいなと改めて思いましたし、強く打って傾斜で戻って来たり、あまりやった事がないので勇気がいりますけど・・・」と、大きくアンジュレーションのきついグリーンに警戒する。

女子ツアーの中でも屈指の難セッティングで行われる同大会は、例年優勝スコアがイーブンパーか、伸びる状況でも5アンダー以内となる。天候次第では、さらに難易度が増す可能性もあるが「そうなったら、それこそ全英みたいな感じになるんじゃないかな。自分の中ではそうシミュレーションはしているんですが、まあそれがメジャーだと思う。タフなセッティングでもどんな状況でも、対応できるようなプレーをしていこうと思っているので、何でもやります」と、過酷な条件も受け入れる心づもりだ。

ツアーメンバーとなって初めて臨む全米女子OP。有村智恵は新天地で着実に前進している。

一方の有村も「グリーンがすごく読みづらかったなっていうのがありますね。本当に全然思っている方向と逆に行く事もあるし、傾斜が強い分、平らに感じていた所が思った以上に平らではなかったり、結構その辺の細かい傾斜とかをキャディさんと相談しながら確認が出来て良かったです」と、グリーンへの対策は抜かりない。

しかし、有村がそれ以上に気にかけるのは、コース内を吹き抜ける風だ。全英が開催されるようなリンクススタイルのコースは、各ホールをセパレートする高い樹木が無いため、強い風が吹き抜ける。

「これぐらいは吹くだろうなって感じですし、思ったより横からの風が無いだけ助かっています。前回練習に来たときは横からの風が強かった。横風がきた時に、このグリーンでどうやって計算していくっていうのがすごく難しくなっていくと思うので、色々考えながらやって行きたいです」と警戒心を強めていた。

2013年 全米女子オープン