2013年 HSBC女子チャンピオンズ2013

玉突き事故の宮里藍 首の痛みにより出場は微妙

2013/02/26 14:50
アプローチを中心に練習を行った宮里藍。頻繁に首を気に懸ける仕草が目立った

「ホンダ LPGAタイランド」最終日を終えた先週24日(日)、送迎車で空港へ向かう途中、5台に渡る玉突き事故に巻き込まれた宮里藍。同日中に今週開催の「HSBC女子チャンピオンズ」舞台であるシンガポールに移動し、練習ラウンドを行うはずだった月曜日はコースに向かわず病院へ行き、検査でむち打ちの診断を受けた。

この26日は、午前11時前にコースに登場。「練習というよりは、どれくらい痛むのか見ておきたかった」と、ドライビングレンジでアプローチを中心に15分ほどボールを打った。首を頻繁に気にきかける仕草も目立ち、「ボールは打てるけど、インパクトやフォロースルーの後に痛みが出る」と、早々に練習を打ち切った。痛みは鎖骨から首にかけて生じているという。

医師の診断によれば重度の症状ではなく、首回りの固定はせずに炎症止めと塗り薬を処方。それでもトレーナーと相談をし、「人によっては治るのに時間がかかる人もいるし、一週間くらいして違う痛みが出ることもあり得る。(今週は)出ない方が賢明とは思っているし、ロングスパンで考えると無理はできない」と宮里。その一方で、父・優さんには「好きなトーナメントの1つなので、ギリギリまで様子を見て決めたい」と伝えており、開幕直前に最終決断をする構え。明日水曜日はプロアマ戦の出場と公式会見が予定されていたが、いずれもキャンセル。コースに向かう予定はなく、静養に努める予定だ。

なお、この玉突き事故には、いずれも別々の車両に乗っていたポーラ・クリーマースーザン・ペターセンの車も巻き込まれている。

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