米国女子ツアー

LPGAツアー「セーフウェイ・クラシック」最終日

2002/09/16 09:00

3日目にLPGAツアー史上5番目の好スコア(62)をマーク、たった1日で10アンダーを稼ぎ、ジュリー・インクスターやカリー・ウェブを出し抜いた女王アニカ・ソレンスタム。今季8勝目をすでに手中に収めたようなもの。彼女ほど好調なシーズンを迎えている選手が他にいないために、比較するとなれば01年シーズンのアニカの8勝達成と比べるしかないが、それもすでに並ぶ勢い。

そのアニカは2位のケイト・ゴールデンに3打差でスタート。5番パー5では15メートルのイーグルパットをわずかに外すがバーディ。さらに10番パー5でもグリーンエッジからイーグルを狙うチッピングは、わずかに入らなかったものの、楽々バーディで追いすがるゴールデンを引き離す。

しかし、ここから雲行きが怪しくなる。ゴールデンは続く11番でバーディを奪い波に乗り始める一方で、アニカが15番でパーパットをミスするなどいつの間にやらリードは、残り3ホールでたった1打に縮まってしまう。16番アニカはパー。さらに17番ではゴールデンにバーディチャンスがあったが入らず。結果1打差のまま最終18番に突入。ゴールデンのティショットはフェアウェイ右のラフにつかまるが、そこから池を越えてピンにまっしぐらのナイスオン。3メートル弱につけバーディチャンスを作る。一方プレッシャーをかけられたアニカだったが、さすが女王。9番アイアンでこちらもピタリとピンハイ3メートル半につける技を見せ付けた。そして先にバーディパットを打ったアニカが見事に沈め、ゴールデンは最後のチャンスを活かすことができぬまま、アニカが優勝をさらった。

◇最終結果
優勝(-17):アニカ・ソレンスタム(68)
2位(-16):ケイト・ゴールデン(65)
3位タイ(-12):ロジー・ジョーンズ(68)、カレン・スタップルズ(70)
5位タイ(-9):ミシェル・レッドマン(66)、エミリー・クライン(68)