米国女子メジャー「全米女子オープン」プレビュー
今年米国では、男子ツアー、シニアツアー、女子ツアーとも、全米オープンを新しい舞台で開催している。今年の全米女子オープンは初めてカンザス州ハッチンソンのプレイリーデューンズCCで開催される。ペリー・マクスウェルが65年前にフロント9を設計。その15年後、息子によって残りの9ホールが仕上げられた。全長6,300ヤードのパー70。このコースのレイアウトには練習ラウンドで体感した選手たちも満足の様子。
カリー・ウェブ
「素晴らしいコースだわ。失礼な言い方だけど、こんな田舎にこれほどのコースがあるなんて思わなかった。オーストラリアのコースにもちょっと似ているけど、ここはどこまで歩いても海はないわね」
アニカ・ソレンスタム
「とても気に入ってるわ。91年にここでプレーしたことがあったんだけど、あまり覚えていなかったの。でも練習ラウンドで回ってみて気に入ったわ。ラフが深くて距離もあるから、ドライバーが大事ね。ちゃんとコントロールしてフェアウェイキープしないことには、厳しいわ。でもとてもフェアなコースでもあるから、良いショットで攻めていけば好スコアが出せるコースでもあるわね」
ソレンスタムも95年、96年の「全米女子オープン」連覇の経験があるが、今年はなんといってもカリー・ウェブの3連覇(2000年-2001年優勝)に期待がかかる。本人はこのチャレンジをどう捉らえているのだろうか?
カリー・ウェブ
「あまり3連覇のことは考えないようにしているわ。3連覇がかかっているから頑張るのではなく、メジャーだから頑張るの。一年の始まりに参戦戦略を考える時に、必ずメジャーのことを第一に考えるわ。2連覇しているからこの試合が大事なのではなくて、たとえ昨年の優勝がなくても、この試合は私にとって大事な試合。自分のできるベストを出せれば優勝のチャンスがあると信じているわ」
アニカ・ソレンスタム
「最高のコースに最強のメンバーが揃ってのメジャー大会。とてもいい大会になるわよ」