最難関ホールのバーディで決勝へ 西村優菜は紹介アナウンスを「もう一回、聞きたい」
◇米国女子◇ロッテ選手権 2日目(2日)◇ホアカレイCC(ハワイ州)◇6530yd(パー72)
インから出て、通算1アンダーで折り返した西村優菜は「アウトのチャンスは1番から5番まで。6番からが難しい」と頭に描いていた。プラン通り、1番(パー5)でバーディを奪ったものの、続く4ホールで5m前後のパットをことごとく外してパーが並ぶ。予選通過にはあと1つ伸ばさなくてはならない。「フラストレーションが溜まっていた」場面で、起死回生の一打が出た。
2日間で18ホールのうち最も難しい6番(平均4.271)はこの日、ティショットで強い向かい風が吹いた。「良いところに打てたので、きょうは距離が短いかなと思った」という淡い期待は打ち砕かれる。ピンまでは185yd残り、風は左からのアゲンスト。「えぇ…」と嘆きたくなる場面で放った5Wでのショットはピンそば5mについた。パットを慎重に決め虎の子のバーディで「70」。カットライン上の通算3アンダーで週末にコマを進めた。
先週の「アーカンソー選手権」で米女子ツアー初優勝。本土からハワイへの移動、注目度が増したことで心身ともに疲労が蓄積している。「やっぱりいろいろ難しいところもある中でのプレーではあったんですけど、最低限のことはできたかなと思います」と安どした。「通過できたことでチャンスもまだまだあると思う。残り2日、しっかり上を見てやりたい」と力をもう一度入れる。
ところでこの日は、スタート時のアナウンスで、名前の前に「LPGAウィナー」の肩書が付いた。前日は以前と同じように出身地だけの紹介で、ちょっとガッカリ。ただし、きょうも「すごく声が小さくて。もう一回、聞きたい!みたいな感じではあったんですけど…」と苦笑い。「でも確かに聞こえました。はい、うれしかったです」と目尻を下げた。(ハワイ州エワビーチ/桂川洋一)