「もうちょっといい服を…」笹生優花はネリー・コルダと同組で後悔?
◇米国女子◇CMEグループ ツアー選手権 初日(16日)◇ティブロンGC ゴールドコース(フロリダ州)◇6556yd(パー72)
笹生優花はボギーなしの4バーディ「68」で首位と5打差の4アンダー13位と上々のスタートを切った。大会前にポイントに挙げていた風が比較的穏やかなコンディション。前日までの雨で軟らかくなったフェアウェイにはプリファードライのローカルルールも適用され、「回りやすかったんじゃないかな」とショットの安定につながった。
フェアウェイキープ失敗は2ホール、パーオンを逃したのはわずか1ホール。序盤5ホールで2バーディを先行し、後半は14番と17番のパー5でしっかりスコアを伸ばした。
前日はパッティンググリーンに入って間もなく雨脚が強くなり、練習を断念。「ずっと寝てました」とリラックスムードで迎えた初日のティオフだったが、ネリー・コルダとの飛ばし屋競演は中継するESPNの“フィーチャーグループ”にも選ばれていた。
「知らなかったです。そんなに映ってました?もっといい服を着てくれば良かった…」というジョークも、ラウンドの充実感を物語る。第一子を妊娠中のジェシカ・コルダもリポーターとして組について回り、「ネリーさんも優しいですし、きょうはジェシカさんもラウンドリポーターをやってくれて楽しかった」と姉妹への感謝を口にする。
3年連続の最終戦進出にも「中途半端で入ってるので。来年はもうちょっと上で入れるように頑張ります」。ポイントランキング16位でのフィールド入りには納得していない様子で早くも2024年の奮起を誓うが、まずは目の前の残り3日間。「できるだけいい思い出になるように」。同スコアで終えた元世界ランキング1位とは、2日目も2サム同組でのプレーになる。(フロリダ州ネープルズ/亀山泰宏)