思い通りに打てているけど… 古江彩佳と笹生優花はグリーン上で伸ばし切れず
◇米国女子◇クローガー・クイーンシティ選手権 presented by P&G 2日目(9日)◇ケンウッドCC(オハイオ州)◇6515yd(パー72)
初日19位から「71」で通算4アンダー26位へと後退した古江彩佳は悔しさをにじませた。「ショットで結構(チャンスに)つけられたのに、3m以内の短い距離が入りづらいというか、なかなか入らなかったです」とパッティングで仕留め切れなかった。
14番(パー3)でバーディを先行した。池が絡む左サイドにピンが切られ、セーフティにピンをオーバーさせていく選手も多かったホール。「(手前の)エッジも越えられて、(距離的に)ちょうどいいクラブだった」という54度のウェッジで狙い通りピンの手前側に落とし、1.5mに絡めた。
会心のバーディも、チャージにはつなげられなかったのがもどかしい。グリーン上について「思ったところには結構打てていた。(トライは)悪くなかった」としつつ、「ちっちゃいマウンドみたいなのが多くて、コブが読みづらかった」とわずかにカップをそれるシーンが多かった。
初日83位からカットライン上の1アンダー61位で滑り込んだ笹生優花も「70」にとどまった。なかなかグリーンを捉えられなかったセカンドショットの精度が前日から改善。パーオン率は50%(8/19)から72.22%(13/18)に上がった。
やはり「打ちたい方向には打てている」と言いながら、惜しい場面が目立ったパッティング。最終9番もバーディトライはカップに嫌われた。それでも前週にパターのシャフトを今季開幕からしばらく使っていたスチールシャフトに戻し、「音が全然違う」と納得のストロークができるようになってきただけに暗さはない。
「例えば、前半9ホールが終わって思った通りにいかなくても落ち込んだり、やるべきことをやらないとか、そういうことが絶対ないように。集中を切らさず、精いっぱいやりたい」と週末に向けて力を込めた。(オハイオ州シンシナティ/亀山泰宏)