2022年 CP女子オープン

ルーキー2勝なら日本勢2人目 古江彩佳は“原点”から再加速へ

2022/08/25 10:46
新人王レース3位と奮闘中

◇米国女子◇CP女子オープン 事前(24日)◇オタワ・ハント&GC (カナダ)◇6546yd(パー71)

3週前の「AIG女子オープン」(全英女子)を終えてから日本へ一時帰国していた古江彩佳は、充電を完了して主戦場の北米へ戻ってきた。10日間ほどの滞在ではリフレッシュだけでなく、練習もまた貴重だった。というのも、コーチを務める父・芳浩さんに直接チェックしてもらえるからだ。

やはり帰国して7月「ニッポンハムレディス」に出場した際、ショットで抱えていた違和感の正体を即座に言い当ててくれた父。今回もマンツーマンの時間をしっかり確保してもらった。「自分の“原点”に戻れるじゃないですけど、元の姿を知ってくれているので、(良いときに)戻す作業がやりやすいですね」と、新たな挑戦を通して存在の大きさをより実感している。

初めてのカナダ

全英前週の「スコットランド女子オープン」で米ツアー初優勝を飾った。「ルーキーイヤーでできると思っていなかったので、すごくうれしい」と言いつつ、貪欲に次を見据える。「優勝を重ねることが自信にもつながっていくので、そこは目指していきたい。1勝では、やっぱり気持ちを切らすことはできない。また次の優勝を考えていきたい」

ルーキーとして米ツアーで複数回優勝を達成した日本勢は、1999年に2勝を挙げた福嶋晃子だけ。今週から7連戦となるツアースケジュールに「できる試合は出たいな、と。(ゲームを通じて)自分の調子もよく見られるので。休みはほぼないかなと思っています」と、オープンウィークを設けずに戦い抜くことも選択肢としてある。22歳が見せる驚異的なタフネスも、快挙へのチャレンジを後押しする。(カナダ・オンタリオ州オタワ/亀山泰宏)

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