2022年 シェブロン選手権

笹生優花が出遅れ取り戻すメジャー初戦17位 古江彩佳は「やっぱり難しい」

2022/04/04 13:16
仲良しのアタヤ・ティティクルと笑顔の絶えない最終日

◇米国女子メジャー◇シェブロン選手権 最終日(3日)◇ミッションヒルズCC(カリフォルニア州)◇6884yd(パー72)

笹生優花は3バーディ、3ボギーの「72」で回り、通算5アンダー17位で今季メジャー初戦を終えた。初日90位と出遅れただけに「初日が終わったときの位置といまの位置じゃ全然違う。スタートは良くなかったけど、いい風に終われたのは良かった」と評価した。

トップ10入りもうかがう11位スタートから一時はスコアを落として後退した。終盤は17番(パー3)でシビアなパーパットを沈め、ティショットをラフに入れた18番(パー5)も3打目勝負でバーディフィニッシュ。「いいショットは打てているので、それをスコアにつなげられれば」とパープレーにも前を向いた。

今年で最後のメジャー開催となる当地では米国ジュニアゴルフ協会主催の大会でもプレーした。メジャー優勝経験のあるジェニー・リドバックともラウンドし、ショートゲームの助言を授かったことを覚えている。「悲しい部分はありますけど、また未来に素晴らしいコースでプレーできると思うので。それを楽しみにしています」

今季メジャー初戦は悔しいフィニッシュ

最初で最後のミッションヒルズCCとなった古江彩佳は「74」と今週初のオーバーパーをたたき、通算1アンダー44位。吹いたりやんだりを繰り返す風のジャッジにも悩まされ「やっぱりメジャーは難しい。行ってはいけないところにたくさん行った」。ショット自体は好調だったものの、ラフからのショットが奥のピンに近いバンカーまでこぼれてボギーをたたいた後半15番など、なかなかプラン通りには戦わせてもらえなかった。

ここまで3日続けて「71」でプレー。最後に60台を狙う、ある種当然の意気込みは“いつも通り”を心掛ける古江のメンタルには必ずしも良い影響ばかりではなかったという。「うまく流れがつかめないまま終わったのかな。最終日の悔しい結果を次につなげたい」と言った。

ともに「ロッテ選手権」(13日~/ホアカレイCC)にエントリー。メジャーでの収穫と課題をぶつける。(カリフォルニア州ランチョミラージュ/亀山泰宏)

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