2022年 JTBCクラシック

2オンか3打目勝負か カットライン上の2択に古江彩佳と相棒のジャッジは

2022/03/26 16:06
ガマンを重ねて今週も予選通過。古江彩佳の最後の予選落ちは2020年12月「全米女子オープン」

◇米国女子◇JTBCクラシック presented by バーバゾル 2日目(25日)◇アビアラGC (カリフォルニア州)◇6609yd(パー72)

後半8番(パー5)、通算イーブンパーでカットライン上にいた古江彩佳は会心の1Wショットを放った。下り傾斜に当たって大きくはねたボールは、残り189ydの地点まで転がった。

7Wで2オンも狙える距離。ひと番手上げて、より確実に手前の池を越えていくプランもある。ホールアウト後に「半分半分でした」と振り返った古江の胸中は「私としては狙うしかないと思っていた」と2オン挑戦に傾いていた。

待ったをかけたのが、ツアールーキーの帯同キャディとしてすっかり定着してきたマイク・スコットさん。「ライも左下がりで(球が)上がりやすくないライ。自分でも分かってはいたんですけど…」。相棒の言葉が決め手となってレイアップ。3打目をチャンスに絡めた後のバーディパットはカップに蹴られたが、「良いトライはできた」とうなずく。納得のプレーは最終9番のバーディフィニッシュにもつながった。

予選通過ラインを終始気にしながらの一日。一時は通算1オーバーと圏外まで後退しただけに「すごくしんどかった感じはあります」と笑う。グリーン上で長い距離を打たされる場面も多かったが、3パットはゼロ。集中力を切らさなかった。

最後の予選落ちは2020年12月開催の「全米女子オープン」。予選カットがない日本ツアーの「JLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ」、4日間72ホールで予選カットを行う米ツアー最終予選会(Qシリーズ)、やはり予選カットがない3週前の「HSBC女子世界選手権」を含めると、39試合連続でのクリアとなった。(カリフォルニア州カールスバッド/亀山泰宏)

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