予選会突破の古江彩佳と渋野日向子 米ツアー出場優先順位は何番目?
◇米国女子◇Qシリーズ(2週目) 最終日(12日)◇ハイランドオークス (アラバマ州)◇6677yd(パー72)
古江彩佳と渋野日向子が来季米女子ツアー(LPGA)の出場権をかけたQシリーズ(最終予選会を突破し、ツアーメンバーの資格をつかみ取った。
45位までが米ツアーメンバーの資格を獲得。上位ほど出場優先順位が高くなるため、より多くの試合に出るにはトップ20に入るのが目安とされている。2021年シーズンの出場優先順位(プライオリティ)リスト(22年シーズンは未発表)をもとに、Qシリーズ7位の古江、20位タイの渋野の立ち位置をおさらいする。
【2021年シーズンLPGAプライオリティリスト】
(1)前シーズン賞金ランキング上位80人(2022年シーズンからポイントランク上位100人が翌シーズンのシードになる予定)
(2)生涯獲得賞金上位20位
(3)過去6年間のメジャー覇者
(4)過去3年間のツアー優勝者
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(9)前シーズン下部シメトラツアー賞金ランク上位10人
(10)ノンメンバーで獲得したポイントの合計がランク40位相当
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(14)Qシリーズ上位45人
Qシリーズの上位45人は出場優先カテゴリーとしては14番目に当たる。2020年はコロナ禍で実施されなかったため、19年通過者の出場優先順位を参考にしてみると、1位のヘ・ムニ(中国)が129番目となり、古江と同じ7位(6位タイの2番手)だったアルベイン・バレンズエラ(スイス)は136番目、渋野と同じ20位タイ1番手だったミナ・ハリガエは149番目(※順位がタイの場合、最終日のスコアが良い順に優先順位が上がる)。Qシリーズ20位以内でも、大会によって異なるフィールドのサイズ、上位カテゴリーに属する選手のエントリー状況などによって出場機会は左右される。
3番目のカテゴリーとなっている「過去6年間のメジャー覇者」はツアーメンバーであることが条件。Qシリーズをクリアしてメンバーになった渋野だが、2019年「AIG全英女子オープン」を制したときにメンバーシップ登録を見送っているため、(3)は適用されない。あくまで今回勝ち取った出場優先順位からツアー定着を目指すことになる。