2021年 米国女子Qシリーズ(1週目)

2日間で2コースチェックの強行軍 古江彩佳「自分がどこまで通用するか」

2021/12/02 11:35
限られた時間で2つのコースをチェック

◇米国女子◇Qシリーズ 事前(1日)◇マグノリアグローブ(アラバマ州)◇クロッシングズコース6664yd(パー72)、フォールズコース6643yd(パー71)

前週「JLPGAツアー選手権リコーカップ」では最後まで賞金女王争いを繰り広げた古江彩佳。日本での試合を終えて翌日に渡米、11月30日(火)に会場入りしてから2つのコースを1ラウンドずつ下見してスタートに間に合わせた。

体調面の不安は感じさせないが、「(コースは)覚えにくいです」と苦笑い。「もともと自分が1ラウンドで初めてのコースを覚えるのが下手くそ。すごく忘れん坊なので。しっかり2ラウンドはして覚え込むっていうスタイルなので」

いつも通りの準備とはいかなくても、「ショットはメインじゃなくて雰囲気(中心)、グリーン周りはしっかり見よう」とチェックに使う時間配分で工夫。バッグを預けるマイク・スコットさんは4位に入った「アムンディ エビアン選手権」をはじめ、夏に出場した海外メジャー2試合でもコンビを組んだベテランキャディ。「信用して、助けてもらいながらやっていきたい」と安心材料が隣にいるのも心強い。

キャディのマイク・スコットさんはローラ・デービースのバッグも担いだベテラン

「タイミングが良かった。日本の試合が終わってすぐに来られるタイミングで、チャレンジしてもいいかなと思った」というQシリーズ挑戦。「いい経験になれば。自分がどこまで通用するか、期待しながら頑張りたい」と少し控えめな意気込みの一方、世界ランキング14位は110人のフィールド最上位で注目選手にも挙げられている。

「そうなんですか?うれしいですね、フフフ。でも、そんなに期待しないでくださいね」と笑い、「あんまり気にしないでやります」と地に足をつけている。昨年6月に始まった日本の長い長い2020-21年シーズンを終えて挑む新たな挑戦も8日間144ホールの長丁場。「そんなに神経質に思わないようにして、楽しんでできたら。楽しんで、自分のプレーができるように」と自然体を貫く。(アラバマ州モービル/亀山泰宏)

2021年 米国女子Qシリーズ(1週目)