「“帰ってきた”と言われたくない」 リディア・コーは「62」で惜敗

◇米国女子メジャー◇ANAインスピレーション 最終日（4日）◇ミッションヒルズCC(カリフォルニア州)◇6763yd(パー72)

リディア・コー（ニュージーランド）がコースタイ記録の「62」をマークして通算16アンダーまで伸ばして2位でフィニッシュした。

1番バーディ、2番（パー5）イーグルと最高の滑り出しを見せると、4番でも9mを沈めてバーディ。勢いのままメジャー記録に並ぶハーフ「29」で折り返し、サンデーバックナインの2連続バーディで首位を走るパティ・タバタナキット（タイ）に2打差まで迫った。スタート時の8打差が響いて及ばなかったものの「私もベストを尽くしたけど、パティが素晴らしいゴルフをした」と新たなメジャーチャンピオンを称えた。

この大会も5年前に18歳で制した元世界ナンバーワン。2018年を最後に優勝から遠ざかっているが、早くも今季2度目の単独2位となり「報道は『リディア・コーが帰ってきた』という感じになるのかしら？それが“かつてのポジションに戻ってきた”とか、そういう意味でなければいいのだけれど。いまが自分のベストでありたいと思っているから」。プライドをにじませた。