木下稜介、香妻陣一朗、谷原秀人が新リーグ初戦に参戦 PGAツアーからDJらも
グレッグ・ノーマン(オーストラリア)がCEOを務める「リブゴルフ・インベストメント(LIV Golf Investment)」は5月31日、新設のリブゴルフ・インビテーショナルシリーズの初戦(6月9日~/英国・センチュリオンGC)の出場選手42人を発表した。日本勢は木下稜介、香妻陣一朗、谷原秀人が参戦する。
フィールドは全48人で、今週英国で行われるアジアンツアー「インターナショナルシリーズイングランド」の上位選手らが新たに出場権を得る。
同リーグに対し、これまで欧米ツアーは選手の引き抜きに対して反発。PGAツアーのコミッショナー、ジェイ・モナハン氏は参加選手のメンバー資格をはく奪する可能性も示唆するなど、けん制してきた。多くのトップ選手がPGAツアーでの活動継続を明言した一方で今回、ダスティン・ジョンソン、ケビン・ナ、テーラー・ゴーチ、ハドソン・スワッフォードといったPGAツアー所属の米国勢が出場を決めた。
セルヒオ・ガルシア(スペイン)、イアン・ポールター(イングランド)、マルティン・カイマー(ドイツ)、リー・ウェストウッド(イングランド)らもフィールド入り。また、昨年の「全米アマチュア選手権」王者ジェームス・パイオットら3人のアマチュアも名を連ねた。新ツアーへの支持を表明していたフィル・ミケルソンの名前は現時点ではない。
主催者によると、大会には170人以上のエントリーがあったという。ノーマンは「ついにゴルフに“フリーエージェント”がやってきた。これは新しく、開かれた競技によって、私たちの愛するスポーツの歴史に変革をもたらすムーブメントの始まりのチャンスだ」とコメントし、選手からの新ツアーへの支持に自信を見せた。
大会は3日間54ホールストロークプレーで争われ、予選落ちのない個人戦および団体戦を実施する。1組4人、12チームによる団体戦は、初日と2日目は各組の上位2人の合計スコアを、最終日は上位3人のスコアを採用し合計ストロークで最も低いチームが優勝する。チームについては後日、メンバー及び名称、ロゴなどを発表する。
賞金総額は個人戦が2000万ドル(約25億8140万円)で優勝賞金は400万ドル(5億1604万円)。団体戦の総額も500万ドル(約6億4535万円)に上る。