2011年 日本シニアオープンゴルフ選手権競技

【梅原敦キャディの日本シニアOPレポート<4>】

2011/10/29 20:02
最後に一歩後退したけれど…。あしたはきっと頂点へ!

トップと1打差。最終組から1つ前の組という最高のポジションで、芹澤さんは明日の最終日を迎えます。

今日の芹澤さんは、さすがに予選の2日間ほどはパットを打ち切れませんでしたが、ショットに本来のキレが戻ってきた事で芹澤さんらしい組み立てが出来たんじゃないでしょうか。

今日のキーポイントはなんといっても11番のショートホール。同じ組でまわった室田さんが、前のホールのバーディで1人旅になりそうな展開を芹澤さんがスーパーショットで食い止めました。あのホールから流れは一気に芹澤さんへ。もしあそこで芹澤さんがミスをしていたら、この大会はほぼ室田さんのものだったでしょうね。

あのホールのバーディはそれだけ価値のあるバーディだったんです。17番ホールでトップに並んだものの、最終ホールをボギーにして3位に後退しましたが、結果的にはこれでよかった気がします。明日は1日雨予報だし、厳しい条件の中をトップでスタートして試合をずっと引っ張って行くのは精神的にもキツ過ぎるから。

前半はジッと上位を伺い、バッグナインで勝負です。このビッグタイトルが1番似合うのは他の誰でもなく、「芹澤信雄」ただ1人です。

2011年 日本シニアオープンゴルフ選手権競技