国内シニアツアー

マスターズに3年連続出場 石井朝夫氏が98歳で逝去

2022/01/27 17:31
98歳で逝去した石井朝夫氏(提供PGA)

日本プロゴルフ協会(PGA)は27日、レギュラー、シニアツアー合わせて30勝の男子プロゴルファー石井朝夫(いしい・ともお)氏が東京都内の病院で老衰のため24日に逝去したと発表した。享年98歳。

静岡県出身の石井氏は30歳で出場した1953年「読売プロ」で初勝利。63年「日本シリーズ」(現ゴルフ日本シリーズJTカップ)の第1回大会も制覇した。64年にはアジアンツアーの先駆けとなる「アジアサーキット」で日本人選手として初の勝利を飾るなど海外4勝をマーク。海外メジャー「マスターズ」にも64年から3年連続で招待された。

同協会の副会長(83~84年)、理事(71~76年、79~84年)も務め、2014年には日本プロゴルフ殿堂入りも果たした。

同協会の倉本昌弘会長は「日本プロゴルフ界を代表する先駆者でした。ツアー施行前のレギュラー競技でも多くの大会で優勝され、シニア入り後のグランド・ゴールド競技ではグランドスラムを達成しており、長年にわたりトッププレーヤーとして活躍されました。激動の時代にありながらも、ゴルフ界に多大な貢献をされた石井さんのご冥福を心よりお祈りいたします」とコメントを発表した。