29歳で初の本格参戦 宮里美香は「とにかく勝つ」
2019/03/06 17:27
◇国内女子◇ダイキンオーキッドレディス 事前(6日)◇琉球GC(沖縄県)◇6514yd(パー72)
29歳にして初の日本ツアー本格参戦。宮里美香が地元・沖縄で再スタートを切る。「県民の方も期待してくれていると思うのでベストを尽くしたい」と開幕前日の練習に汗を流した。
「調子は悪くないが、試合が久しぶりなので試合感はちょっと心配」。これまで米ツアーを主戦場としてきたが、2017年の成績不振により、18年の米ツアー賞金シードを失った。
昨年は日米7試合のほか、韓国ツアー1試合、男子下部ツアー2試合の出場にとどまった。それでも年末に初めて出場した日本ツアーのファイナルQTを27位で通過し、前半戦の出場権を確保した。「これまでずっと試合に出続けていたので、そういう休む期間があってもいいかなとプラスにとらえた」。オフはアメリカのフロリダ州で筋力トレーニングを中心に汗を流し、スイングのブレも軽減した。
「ダイキンオーキッドレディス」は3年連続12回目の出場となる。初出場はアマチュア時代の那覇市立松島中1年だった2003年。宮里藍さんと同組でプレーし、ベストアマに輝いた。「憧れの人だったのでうれしいです」と優勝者の不動裕理と記念撮影できたことも懐かしい思い出だ。
那覇市内にある自宅からの参戦する。「ダイキンに育ててもらいましたし、プロ意識が一層、強くなった試合。今年の目標はとにかく勝つこと。優勝したい」と初日をにらんだ。(沖縄県南城市/玉木充)