「落ちるところまで落ちた」堀琴音は初の賞金シード喪失
2018/11/16 18:39
◇国内女子◇大王製紙エリエールレディスオープン 2日目(16日)◇エリエールGC松山(愛媛県)◇6525yd(パー72)
「落ちるところまで落ちた。情けない」。昨季賞金ランキング21位の堀琴音は通算4オーバー86位で、6試合連続の予選落ちを喫した。2014年7月のプロテスト合格後、初めて賞金シード(同ランク50位以内)を喪失し、厳しい表情でシーズンを振り返った。
2月の米ツアー「ホンダ LPGAタイランド」で左手首を負傷し、出遅れた。オフシーズンのトレーニングにも言及し「体のバランスが崩れて、ショットも乱れた。トレーニングが間違っていた。体が大きくなったことでスイングも直せず、ズルズルとやってしまった」と振り返った。
今季は34試合に出場したが、予選通過はわずか5試合で、前週までの賞金ランクも113位(約305万円)と低迷した。
来季の出場権をかけ、27日から始まるファイナルQT(最終予選会)に挑む。「精神的にも苦痛だが、そこでどれだけ冷静になれるか。今のゴルフをしていれば大丈夫」と言い聞かせた。
「落ちるところまで落ちたので、あとは上がるだけ。正直、気合いでいくしかない。それのみ。底力を出していく」と気持ちを鼓舞し続けた。(愛媛県松山市/玉木充)
※16日配信の「『落ちるところまで落ちた』堀琴音は4年ぶり賞金シード喪失」の見出しと本文を差し替えました