右手首に790万円! 青木瀬令奈が高級腕時計ブランドと契約
◇国内女子◇ヨネックスレディスゴルフトーナメント 事前情報(31日)◇ヨネックスCC(新潟)◇6422yd(パー72)
ディフェンディングチャンピオンとして今週を迎えた青木瀬令奈が、スイスの高級腕時計ブランド『リシャール・ミル』と契約することが分かった。正式な発効日は、大会初日にあたる6月1日(金)。日本の女子ゴルフで初めて同社の契約選手となる。
日本の男子ゴルフでは、昨季賞金王の宮里優作がただひとり契約。海外では男子がバッバ・ワトソン、女子はクリスティ・カーらビッグネームの名前が並ぶ。また、男子テニスで世界ランキング1位のラファエル・ナダルも契約者のひとり。現在開催中の「全仏オープン」でも腕時計を装着して戦っている。
同社と青木の関係は共通の知人を通じた出会いからスタートし、今回の契約に至った。プレー中に着用することが契約条件。青木はすでに提供された「RM07-01」を装着してラウンドをこなしている。「まずは値段にビックリ」という価格は、同社に問い合わせたところ税別790万円。「デザインはかっこいいし、カーボンなので軽いんです」と笑顔を浮かべ、誇らしげに右手首に視線を落とした。
青木にとって腕時計は、アマチュアのときから装着してプレーしていたという馴染みの深いアイテムだ。「ゴルファーにとって時間は大事。練習やスタート時間、プレー中のペースも気になる」というほか、事前に天気予報などで風向きが変わる時間帯をチェックしておけば、風の読みにも役立つのだという。
同社の担当者は「賞金女王を目指して活躍してほしい」と述べ、25歳のさらなる飛躍に期待を寄せた。青木は「まずは少しでもいい成績を残して恩返しをしたい」と返し、気持ちも新たに契約後の初戦となるディフェンディング大会に臨む。(新潟県長岡市/塚田達也)