2018年 フジサンケイレディス

勝みなみ プロ初の首位発進「優勝できるゴルフ」

2018/04/20 19:42
勝みなみはパットもショットも好調を維持

◇国内女子◇フジサンケイレディスクラシック 初日(20日)◇川奈ホテルGC富士コース(静岡県)◇6376yd(パー71)

太平洋を横目に快調にスコアを伸ばした。ツアールーキーの勝みなみが6バーディ、ノーボギーの「65」でプレー。「ショットもパットも今シーズンで一番よくて、悩みなく振れました。70点ぐらいかな。10アンダーぐらいは出したかった」。6アンダーで昨年7月のプロテスト合格後、レギュラーツアーで初めてとなる首位発進を決めた。

前半3番で残り119ydの第2打をPWで手前2mにつけてバーディとすると、7番では残り183ydを5Iで8mにつけて2つ目のバーディ。「ショットはピンに向かって飛ぶイメージしかないです。アイアンも“構えたら当たる”気しかしません」と、あどけない笑顔で圧倒的な自信をみせた。

日々、プロ意識を高めてきた。野菜好きという19歳にとって体を支える食事は生命線。揚げ物は口にせず、タンパク質は納豆、鶏肉などから摂取する。週に1回の体のケアも欠かさず「体の疲れは今のところありませんね」。東京の自宅ではプロテスト合格を記念に購入した約50万円の高級マットレスに身を委ねる。

アマチュア時代の2014年「KKT杯バンテリンレディスオープン」でツアー最年少優勝(15歳293日)を成し遂げた。2度目の優勝へ期待も大きいが「何が起こるかわからないのがゴルフというスポーツ。あしたは一打一打、目の前のことに集中できればいい。きょうのゴルフができれば優勝できると思います」と話した。(静岡県伊東市/玉木充)

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