国内女子ツアー

「100点に近い内容」松田鈴英は5キロ増量で体力強化

2018/03/11 07:43
首位と4打差の6位につけた松田。昨季の反省をいかして転戦スタイルを変えた

◇国内女子◇ヨコハマタイヤPRGRレディス 2日目(10日)◇土佐CC(高知)◇6228yd(パー72)

首位と4打差の通算3アンダー6位につけた松田鈴英は、「100点に近い内容だった」と笑みを浮かべた。

プロテストトップ合格で後半戦の出場権を得た昨季は「やっぱり体力がもたなくて」と反省し、オフには下半身の強化。ごはん2杯に加えプロテインも飲んで5キロ増加となる60キロまで体重を増やした。睡眠時間もしっかり確保し「最近は午後8時30分に布団に入る。寝すぎかも」とおどける。「ラウンド後半にバテることがなくなった。体力的に楽になった」と効果を実感している。

昨季は自宅のある滋賀県に帰ることなくホテル生活を続けた。しかし心身ともに疲弊したことから「一度帰って月曜日は休みに充てたり、トレーニングしたり買い物をしたり」。今大会前も「ダイキンオーキッドレディス」の行われた沖縄から一度帰宅し、ショッピングを楽しんだ。「その方が気持ち的にも良くて」と説明した。

また、急きょ出場権を得た昨季はキャディもハウスキャディばかり。「やっぱりより知っている方にお願いしたい」とツアー経験豊富な佐藤大輔キャディに依頼した。「まずは開幕から7試合担いでもらう」というが、「キャディさんとの相性が本当に良くて。こういう攻め方をしようとか、わたし一人ではできないことを教えてくれて感謝しかない」と好スコアの要因につながっている。

昨年は14試合で10度の予選落ちと苦戦を強いられた。それでも勝みなみ新垣比菜ら黄金世代の中、プロテストをトップ通過して得たツアー出場権は無駄ではなかった。「前半戦にシード権をとりたいので、あしたは頑張りたい」。オフには俳優・藤木直人さんのラジオ番組に出演し「めっちゃイケメンですよ!」とはしゃぐ20歳は、着実にプロの階段をあがっている。(高知県香南市/林洋平)