女王・鈴木愛は防衛よりも“攻め” 海外メジャーに積極参戦
2017/12/18 18:08
日本女子プロゴルフ協会(LPGA)の「LPGAアワード2017」が18日、都内で行われ、鈴木愛が最多の4冠に輝いた。ステージに登壇すると「これだけ受賞させてもらって、賞金女王になれて良かった」と笑顔をみせた。
ピンクの着物をまとった女王がスポットライトを浴びた。賞金タイトル、メディア賞「ベストショット」部門、特別賞。さらにメルセデス最優秀選手賞を受賞し、賞品のベンツも手にした。「しっかり運転の練習をして、この車で母親と買い物に出かけたい。車のナンバーも1が良い」とこだわりをみせた。
今季は年間2勝を挙げたが、テレサ・ルー(台湾)は4勝をあげており「勝利数が少なくて、本当にあと1勝はしたかった。運の良かった1年かな」と総括。「パットはこの感じを続けていきたいけどショットが下手。ショートゲームを磨けたら良い。1yd、2yd刻みで打てるようにしたい」とオフの課題を挙げた。
目標は前人未踏の平均ストローク「69台」になる。今季は70.7447でツアー4位だったが、「やっぱり少しずつ上げていかなくてはいけない」と力強く語った。
タイトル防衛のかかる来季にむけては「チャレンジしたい。挑戦する1年にしたい」。海外メジャー挑戦にも意欲を示し、既に出場資格を所持する「ANAインスピレーション」(3/29~)、「全米女子オープン」(5/31~)、「全英リコーオープン」(8/2~)については参戦予定だ。
「もっと果敢に攻めのゴルフをしたい。賞金女王は考えていないけど、とにかく3勝したい。海外メジャーも『ANA』は初めてだし、新鮮な気持ちで行きたい」。守るより攻める。2018年のさらなる飛躍を誓った。(編集部・林洋平)