2017年 富士通レディース

川岸史果、誕生日プレゼントの現金3万円に「額が少なくなった」

2017/10/14 18:14
23歳になった川岸史果。優勝で米ツアー予選会に弾みをつけたい

◇国内女子◇富士通レディース 2日目(14日)◇東急セブンハンドレッドクラブ(千葉県)◇6662yd(パー72)

13位で出た川岸史果が6バーディ、ボギーなしの「66」で回り、通算7アンダーの4位に浮上した。前日13日に23歳の誕生日を迎え、今大会終了後は来季の米ツアー出場権をかけた2次予選会(セカンドQT/19日~)に参加。「状態を上げていきたいです」と視線を向けた。

雨風強まるコンディションで上位争いに加わった。3つ伸ばして後半11番。123ydをピッチングウェッジで数十センチに止め、13番までの3連続バーディを演出。首位のイ・ミニョン(韓国)と並ぶベストスコアとしたが、濡れたグリーンでボールは止まりやすく「チャンスはもっとあった。正直もう少し伸ばしたかった」と貪欲に語った。

前日の誕生日は「特別なことはしなかった」というが、母の麻子さんを通じて父で男子ツアー6勝の川岸良兼から茶封筒を受け取った。『おめでとう』と書かれた封を切ると現金3万円が入っていた。「昔から茶封筒に現金が恒例で。去年は『おめでとう』の文字もなかったけど。でも今年は額が少なくなった…」と苦笑い。今季からシニアツアーに参戦し未勝利の父と比べ「(今年は)わたしのほうが稼ぎが上ですからね」と笑いを誘った。

今季2勝目をかけて首位と4打差で迎える最終日は最終組の1つ前から出る。その日の夜に渡米予定で表彰式出席となると慌ただしさは増すが、「チャンスがあるので伸ばせるようにしたい。後方からプレッシャーをかけていきたい」。トロフィーを片手に世界の扉を開きたい。(千葉市緑区/林洋平)

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