国内女子ツアー

22歳の松森彩夏にクリスマスの予定を聞いてみた

2016/12/10 17:03
約40人のファンの前でトークを披露した松森彩夏

22歳の松森彩夏が10日、東京都新宿区の百貨店「小田急ハルク」で、ウェア契約を結ぶアディダスゴルフのトークイベントに参加し、来場した約40人のファンの前で来季の活躍を誓った。長身ですらりとした松森を一目見ようと集まったファンは、開始前からトークショーの優先席を求めて列を作った。2週間後に迫るクリスマスを意識したという鮮やかな赤色のミニスカートで登場すると、会場からは嘆息が漏れた。

10月の「富士通レディース」でツアー初優勝。2014年のプロ転向から本格参戦2年目で1勝目を手繰り寄せた。16年は全34試合(「全米女子オープン」、「TOTOジャパンクラシック」含む)に出場し、トップ10は6回。優勝争いを何度もこなし「一歩一歩積み上げて来た」と自身の満足度も十分で、最も勢いのある若手との期待も高い。

身長170cm、55kgと手足が長く、誰もがうらやむ体型の持ち主だが、アスリートとしての自覚が強い。「1年間全国を転戦するには体力が必要」と、今年は本格的な筋力アップのためのトレーニングと、食事回数や内容に改善を加えるなど努力を続けてきた。海外の試合にも参戦し、「スケールの違いを痛感した。世界で戦えるプロになるには、プラス5kgは必要かも。女性として?デートの予定もないですし…」と複雑なオンナゴコロものぞかせた。

そんな気になる松森にクリスマスの予定をたずねると「まだ、何も決まっていない」との答えが…。12月はスポンサーや、契約メーカーのプロアマ大会、イベント出席と多忙を極めるものの、聖夜の予定はぽっかりと空いている。「昨年は確か、友達と遊んでいた。あっ、でもまだ(クリスマスまで)2週間ありますから」と不敵な笑みを浮かべたが、恋人は“サンタクロース”ではなく、あくまで“ゴルフ”となりそうだ。

来年は1月から始動。同月下旬には宮崎で合宿を張り、2月はキャディを務めるジョン・ベネット氏とともにオーストラリアに渡って練習を積む予定。現地で行われる数試合に出場して試合勘を取り戻し、国内の開幕戦に臨む構えだ。「来季は1勝と言わず、複数回優勝して、賞金女王争いにも加われるように頑張りたい」と意欲を語った。(編集部・糸井順子)

ファンとの写真撮影に応じた松森彩夏
クリスマスを意識したという赤色のスカートで登場した松森彩夏