イ・ボミを襲ったウナギ事件とは?
2016/09/10 16:55
◇国内女子メジャー第2戦◇日本女子プロゴルフ選手権大会コニカミノルタ杯 3日目(10日)◇登別カントリー倶楽部(北海道)◇6750yd(パー72)
さすがのイ・ボミ(韓国)もちょっぴり弱音を口にした。「昨日から右手が痛くなって、今朝、起きたら首も痛くて…。ラフが深いし、下が濡れているから力が入ったのか…」。
この日、スコアカードにはボギーが5つ。最後までバーディを奪えずに「77」とし、通算8オーバーの26位に順位を落としてうなだれた。
ところでイといえば、金曜日に鰻を食べて縁起をかつぐ。昨年、2連勝した「ニトリレディス」「ゴルフ5レディス」から“勝負メシ”となっているのだが、前週の美唄、今週の登別での2週間は、その鰻にありつけていないという。関係者によると、2週間鰻を食べなかったことは、この1年で記憶にない珍事(!)だという。
イがわざわざ出向いて食べるのは、活きのいい生の鰻をその場で調理してくれる店だ。前週の金曜日にはそんな店を見つけたが、「土曜日に入荷するんです…」と品切れ。今週は練習日にチーム関係者が近郊を探し回ったが、一軒もなかったという。
「そうなんです。鰻を食べていないからですかね…」と、3日目を振り返ったイ。とはいえ、最近ではイが金曜日に鰻を食べる習慣を聞きつけて、めぼしい店ではファンや一部メディアが、待ち伏せをする状況も起きているという。
「何か、新しいのを探さないとだめですかね?何がいいですか?」。店や近隣を気にかけ、そう話した。新たな勝負メシの開拓も、2年連続賞金女王戴冠を目指すイにとって、緊急の命題なのかもしれない。(北海道登別市/今岡涼太)