3連続ボギーで初勝利逃す 24歳・東浩子の止まらぬ涙
2016/08/21 17:45
「今までで一番悔しい終わり方だった」。あふれ出る涙が止まらない。国内女子ツアー「CAT Ladies」最終日、2位から出たツアー未勝利の24歳・東浩子が1バーディ、3ボギーの「75」と、上がり3ホールの3連続ボギーで失速し、通算6アンダー8位でフィニッシュした。
ツアー通算23勝の全美貞(韓国)、昨季賞金女王のイ・ボミ(韓国)という強豪と同組で迎えた最終日最終組。2番で約2mのパーパットを沈めてピンチをしのぐなど、パーを重ねる苦しい展開となった。
終盤に入った16番でボギー。首位を1打差で追う展開で迎えた17番。「ピンを攻めていった」と3mにつけ、決めれば首位をとらえる状況から3パットで、連続ボギーを喫した。最終18番(パー5)では、第3打をグリーン左サイドのラフに落とした。「最後も狙いに行ったけど強く入ってしまった」とピンを大きくオーバーさせ、プレーオフ進出の希望も潰えた。
今週を終えて賞金ランクは51位(1235万2120円)に浮上。2012年のプロ転向から逃してきた、賞金シード獲得も見える位置に来た。「17番で追いつけるところまでイ・ボミさんと、全美貞さんと最後まで競えたことは自信になった。この悔しさを必ずバネにして上位に行けたらいい」と前を向いた。(神奈川県箱根町/糸井順子)