2016年 サントリーレディス

有村智恵が米国女子ツアーから撤退へ「心残りがないとは言えない」

2016/05/24 07:15
有村智恵は米ツアーから撤退し国内ツアー復帰を目指す※撮影は2016年ダイキンオーキッドレディスゴルフトーナメント

女子プロゴルフの有村智恵が、現在主戦場としている米女子下部シメトラツアーから撤退し、国内ツアーに復帰を目指す意向を示した。日本時間23日(月)に自身の公式ホームページなどで明らかにした。

有村はメッセージの冒頭で「改めて、皆さんへご報告させて頂きたいことがあります。熊本で地震に遭った後、自分の中で色々と考えた結果、アメリカを離れ日本へ戻るという決断に至りました」と公表。出場を予定していた地元熊本での試合、4月の「KKT杯バンテリンレディスオープン」(中止)開幕前日から相次いだ地震を受け、今後の自身のキャリアに思いを巡らせたことを示唆した。

直後に米国に再渡米したが、46位タイで終えた2週前の「シメトラクラシック」のあとに帰国したという。

2012年までに国内女子ツアーで通算13勝をマークした有村は、同年米国女子ツアーの予選会を突破し、翌13年から本格参戦。悲願の米国での1勝に届いておらず、昨年は下部ツアーを掛け持ちしながら米国全土を奔走した。

一方で国内ツアーのシード権も昨年末で喪失。今後は主催者推薦などによる参戦から、出場権確保を目指す。来月9日(木)開幕の「サントリーレディスオープンゴルフトーナメント」への推薦出場が決まっている。

「アメリカでの試合を楽しみにして下さっていた皆さんには、急にこのような決断をしてしまったことと発表が遅くなってしまったこと、本当に申し訳なく思っています。。。私も、アメリカでの生活が大好きでしたし、心残りがないとは言えない状況ですが、今は自分がやりたいこととやるべきことが一致しているのでそこに集中していけたらと思います」と、言葉に無念さもにじませた有村。「場所は違えど今まで通り自分らしく頑張っていきたいと思っていますのでこれかも応援して下さったら嬉しいです」とファンに呼びかけた。

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