ルーキー三ヶ島かな、粘り7位「隅っこでおとなしくプレーしたい」
2016/05/06 19:01
19歳のルーキーをあなどってはいけないようだ。茨城県にある茨城GC東コースで行われた「ワールドレディスサロンパス杯」2日目。初日に首位発進を決めた三ヶ島かなが、3バーディ、3ボギーの「72」で回って、通算4アンダーの7位タイ。首位と3打差の好位置で、決勝ラウンドへと進出した。
初日「68」で、2日目は「72」。「緊張はなかったけど、違う気持ちで空回りしてしまった」と、この日のラウンドを振り返った。「すごく色々あったゴルフだった。フェアウェイからすごい曲げたり…。耐えるゴルフになりました」と、ちょっぴり悔しそうに振り返った。
アマチュア時代の1試合(日本女子オープン)を含め、ツアーは今大会で10試合目。トップ10入りはもちろん、優勝争いの経験もないが、メジャーの舞台に臆する気配はみじんもない。
「良くはできていると思うけど、満足はしていないです」。ふんわりとした受け答えの印象はそのままだが、外見からは計り知れない芯の強さがあるようだ。
「人前は苦手です。でも、ゴルフをしていたら大丈夫。ギャラリーがいてくれた方が(気分が)上がるので、楽しく回れます」。そう話す一方で、上位も見える決勝ラウンドは「狙ったらすごく叩きそうだから、無難に隅っこで、おとなしくプレーしたい」と、ふふふと笑う。
まだまだ、その本性はつかみきれない19歳。決勝ラウンドの2日間は、三ヶ島の新たな一面を知る良い機会となりそうだ。(茨城県つくばみらい市/今岡涼太)