2016年 Tポイントレディス

女子ツアー 2018年にシーズン中の入れ替え制導入

2016/03/14 18:56
会見に臨んだ小林浩美LPGA会長(写真右)と鈴木美重子LPGA副会長(写真左)

日本女子プロゴルフ協会(LPGA、小林浩美会長)は14日、東京都内のホテルで定期総会を開き、シーズン途中で成績に応じてレギュラーツアーの出場有資格者を入れ替える「リランキング」制度を2018年に導入することを決めた。

国内男子ツアーでは同様の制度があるが、LPGAは選手間の競争を促し、個々人の能力強化につなげたい考え。前年の賞金ランキング上位50人に入ってフルシードを持つ選手を除き、8月時点の獲得賞金額に応じて、9月の「日本女子プロゴルフ選手権」以降の試合の優先出場順位を組み替える。

開幕時点の出場権は、これまでのシード選手、クオリファイングトーナメント(QT)上位者、主催者推薦に加え、新たに「第2シード」枠を設ける。賞金ランク51位以下の上位選手と、下部ステップアップツアーの前年賞金ランク上位者が対象となる。第2シードの対象人数については、今年6月を目処に詳細を詰める。

これに伴い、ステップアップツアーで優勝した選手に、翌々週からのレギュラーツアー4試合の出場資格を与える現在の仕組みは廃止する方向。

LPGAでツアー部門を担当する渡邉仁部長は「選手にモチベーション高く臨んでもらえるような環境を提供したい。まずは試験的に実施し、翌19年、20年に向け、時代に相応しいリランク回数も検証していきたい」と語った。

2016年 Tポイントレディス