2015年 マンシングウェアレディース東海クラシック

「130%で振る」渡邉彩香、初のドラコン女王へ2発限定ボール投入

2015/09/17 18:56
ホステスプロの1人として出場する渡邉彩香。2日目のドラコン大会に向けて早くも鼻息は荒い

今週開幕の国内女子ツアー「マンシングウェアレディース東海クラシック」の見どころのひとつが、2日目のホールアウト後に行われる日本女子プロゴルフ協会(LPGA)認定のドラコン大会だ。1989年から実施され、今年で25回目(2012年は荒天のため中止)を迎える。

参加者は立候補制で募り、最大20人までがエントリー可能。1人2球まで打つことができ、フェアウェイに乗ったボールが計測対象となる。

優勝者には賞金50万円が与えられるが、飛ばし自慢たちにとって何よりの魅力は“ドラコンクイーン”の称号だろう。その最有力候補に挙げられるのは、ツアー屈指のパワーヒッターとして鳴らす渡邉彩香だ。今年で3年連続出場となるが、13年は249.6ydの低調な数字で6位。昨年はフェアウェイを外して記録なしに終わっているだけに「いつも以上に気合いが入っている。フェアウェイを外してもいいから130%くらいで振ろうかと思っています」と鼻息は荒い。

クイーン奪取へ、ボールもドラコン限定で“新兵器”を投入する。今月9日にブリヂストンスポーツから発売された、飛距離特化タイプをうたう『BRIDGESTONE GOLF JOKER(ジョーカー)』を使用予定。先月の国内シニアツアー「郷心会40周年記念 広島シニア選手権大会」で初使用した倉本昌弘が優勝を飾ったボールで、メーカー担当者によると、倉本から「今までよりティショットが飛ぶ」との評価を得ているという。

大会2日目(19日)は奇遇にも渡邉の22回目の誕生日。例年、誕生日を祝うイベントは「まったくない」とのことだが「今年はドラコンと重なるので、獲れたら(お祝いを)お願いしたいと思います」。大会主催のデサントゴルフと今年からウェア契約を結ぶホステスプロでもある。「ドラコンも試合も盛り上げたい」と、モチベーション高く初日のティオフを迎える。(愛知県美浜町/塚田達也)

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