ホールインワン賞800万円GETの瞬間!?を激写
「やった!800万円!!」その声が響いたのは、最終組が7番グリーンに来たときだった。国内女子ツアー「リゾートトラストレディス」最終日、メイプルポイントGCに4つあるパー3ホールすべてに、ホールインワン賞として800万円が懸けられていた。声が聞こえてきたのは隣の8番(パー3)ホールから。慌てて斜面を駆け上がってみると、三塚優子が両手を挙げて万歳をしているところだった。
グリーン方向を見てみると、カップが切られた面は見えないが、奧のギャラリーは呆然と突っ立ったまま。拍手をしている様子はない。もう一度、三塚の方を見てみると、本人も確かめるようにピン方向を眺めている。「“入った!”って聞こえたんだけどなぁ…」。残念ながら、それはギャラリーによる誤報か、三塚の空耳だったようだ。
結局この日、ホールインワンは1つも生まれなかった。だが、高額賞金の懸かったパー3ではそれぞれ独特の盛り上がりがあった。
10番スタートの勝みなみは、「狙った」という13番(パー3)で6Iを振り抜くと、イメージ通りの軽いドローでピンへ向かって一直線。「入ったんじゃないかなって思ったけど、入ってなかった」と、ピン手前50cmに止まったショットを悔しがった。
その2組後で回った菊地絵理香のときには、打った瞬間にグリーンサイドにいたギャラリーが「800万円入れー!!」と絶叫。だが、この球は左に引っ掛かってグリーン左の池にぽちゃり。「お前が入れっていうから、池に入っちゃったじゃねえか」と仲間たちから突っ込まれる始末だった。
今年、ホールインワンが達成されなかったことにより、この賞金は来年にキャリーオーバー、、、ということは今のところ「ない」が、なかなかスリリングな企画は、大会最終日を大いに盛り上げていた。(山梨県上野原市/今岡涼太)