2014年 LPGAツアー選手権リコーカップ

原江里菜 5年ぶりの最終戦で6位発進「出られることが嬉しい」

2014/11/27 19:39
5年ぶりの出場となる最終戦で、上々のスタートを決めた原江里菜

今季は未勝利ながら賞金ランク9位。女子ツアーのシーズン最終戦「LPGAツアー選手権リコーカップ」に5年ぶりの出場を決めた原江里菜が「70」でプレーし、首位から4打差の2アンダー6位タイと上々の滑り出しをみせた。

「今日はドライバーが散っていたけど、フェアウェイから打てたときにしっかりバーディが獲れた」と、前半2つのパー5(2番、9番)を含む4バーディ、2ボギー。「ドライバーはいつものクセで突っ込むことがあった」と、ホールアウト後は足早にドライビングレンジに移り調整し、「今週は4日間だし、今日のプレーは取り戻せると思う」と、さらなる浮上への自信をのぞかせた。

2008年の初優勝以降、長く遠ざかっている2つ目のタイトル。10年以降はショットのスランプにも陥り、2年連続シード落ちも味わった。しかし、ショットの復調と合わせてシード復帰した12年からは再び上位争いの常連へ。「出られることが、まず嬉しい」という5年ぶりの最終戦出場は、そんなどん底を過去のものにする何よりの証だろう。

現在の賞金ランクは、優勝した08年にマークした自己最高位の10位を上回るポジションだ。完全復活へ唯一欠けているものは、優勝の2文字だけだ。「勝てていないので、勝ちたい気持ちもあります」。最終戦の舞台に立った喜びを、それだけで終わらせるつもりは毛頭ない。(宮崎県宮崎市/塚田達也)

2014年 LPGAツアー選手権リコーカップ