2014年 NOBUTA GROUP マスターズGCレディース

お待たせ!森田理香子が今季初イーグル「こんなに難しいなんて…」

2014/10/25 18:34
今季初のイーグルを奪った森田理香子は自信を取り戻しシーズン終盤に挑む

イーグルといえば森田理香子-。2012年に打ち立てた年間11個は、ツアー最多記録に並ぶ。賞金女王に輝いた昨年も8個奪っている。しかし、今季は前週までの31試合を経過して、1つも取れていなかった。

「NOBUTA GROUP マスターズGCレディース」の3日目。その森田が、475ヤードの15番(パー5)でついに今季初めてのイーグルをかっさらった。左サイドのラフから残り212ヤードを4UTで攻め、2オンに成功。左奥4mからイーグルパットを沈めた。

通算5アンダー20位タイでホールアウトし、首位とは10打差あるが、満面の笑みを浮かべ「メッチャうれしいです」。念願のイーグルを心から喜んだ。

「イーグルを獲るのがこんなに難しいなんて…」。そんな感想を吐露した森田だが、なぜ今季はイーグルを獲れなかったのか。

「昨年のようなゴルフはできていませんが、ここまでゼロってなんか変ですよね。飛ぶ人はイーグルを獲れるし、そのチャンスも必ずあったはずなのに」と首をかしげる一方、「ここぞというときの集中力とか、変なミスをしてしまうのが今年は多かったので」と振り返った。

昨年はシーズン4勝を成し遂げたが、今季の優勝は開幕3戦目だけ。その後は5試合でトップ10入りするも、勝利は飾れていない。イーグル=優勝、というわけではもちろんないが、森田の中では、成績不振を象徴する一つのバロメーターでもあるようだ。

「フェアウェイをキープできず、アイアンショットもあまり打てていない。パッティングもショート目」。満足のいくゴルフができず、苦しいシーズンを送ってきた。

今週を含め、今季は残り6試合。「今日一つ獲れたので、来週からも獲りやすくなったと思う。イメージが良くなったので、明日以降も頑張りたいです」。

ここまで期待に応えられずにきた森田。初イーグルで取り戻した大きな自信を糧にラストスパートをかけたい。(兵庫県三木市/本橋英治)

2014年 NOBUTA GROUP マスターズGCレディース