2014年 日本女子プロゴルフ選手権大会コニカミノルタ杯

野球観戦でリフレッシュ 大江香織が“アノ時”のリベンジへ2位浮上

2014/09/13 20:07
2012年大会では最終日に崩れて3位から轟沈。大江香織は2年前の雪辱なるか

「日本女子プロゴルフ選手権大会コニカミノルタ杯」3日目。7打差を追って8位から出た大江香織が4バーディ、1ボギー「69」でプレーし、通算3アンダーの2位タイに浮上。スコアを落とした首位の鈴木愛に1打差と肉迫し、メジャー初タイトルへのチャンスを広げた。

全体的に伸び悩んだムービングサタデーに、2年前のリベンジへと前進した。滋賀県のタラオCCで開催された2012年大会。3位タイで迎えた最終日に「77」を叩き、終わってみれば19位タイに轟沈。「3日目まで上手くいき過ぎていたけど、最終日に実力が出てしまった」と、その悔しさは今も胸の奥底に残ったままだ。

前週は今シーズン初めて試合を休み、今週のメジャーに向けて心身を整えた。日曜日には友人に連れられ、千葉市のQVCマリンフィールドで初めてプロ野球を観戦。東北高校時代を過ごした宮城県に拠点を置く東北楽天ゴールデンイーグルスの外野応援席に陣取り、ユニフォームを着込んで声を張った。チームは4対0で快勝。友人とのリフレッシュを経て、大舞台へと乗り込んできた。

「アノ時は調子が悪かった(のに上手くいき過ぎた)けど、今週は調子も良いし、アノ時よりも距離が伸びているので頑張れると思う」。大江にとって、“アノ時”の無念を晴らす準備は整っている。(兵庫県三木市/塚田達也)

2014年 日本女子プロゴルフ選手権大会コニカミノルタ杯