スコア落とすも「目標達成」 ラウンド楽しむ福嶋晃子
出産後のツアー初勝利なるか、という予感を「NEC軽井沢72ゴルフトーナメント」初日に感じさせた福嶋晃子。首位と2打差の4位で出た2日目は、スコアを1つ落として、通算4アンダーの33位に大きく順位を下げた。
1番でティショットを右に曲げて木に当てたが、パーセーブで切り抜けた福嶋。序盤から足取りは重く、疲労感を漂わせながらのラウンドとなった。前半こそスコアを1つ伸ばしたが、雷雨での中断後に迎えた13番では、アプローチのミスが絡んでダブルボギーをたたいた。
その後、15番、16番と連続バーディを奪うが、最終18番はティショットを右に曲げてOB。この日2つ目のダブルボギーとなった。
ホールアウトした福嶋は「しんどかった。でも、中断で休憩できたから少し楽にはなった。最初の方がしんどかったので」。約3時間の中断があったおかげで、この日は1オーバー「73」で耐えられたと、天の恵み(?)に感謝した。
今の福嶋にとっては、優勝争いはさておいて、3日間ゴルフを楽しむことが何よりの目標。「とりあえず目標がクリアできたので嬉しいです」。家族が見守る中、最終日まで残れることになり、ほっと胸をなで下ろした。
18番のティショットのようなミスショットも「あっ、出ちゃったなって感じですね。ほかのホールでも出てるし、たまたま18番だけ右にOBゾーンがあっただけなので。ミスしても驚かないですよ。パッティングもそう。先っぽに当たったり、ヒールに当たったり。いいショットも出ているので、その辺をこれから調整していければいい」。
ミスも受け入れのびのびとプレーする福嶋は「目標達成しちゃったから、明日の目標がないんですけど(笑)」。次週の「CATレディース」も出場を予定していることから「来週もあるし、何か良くなればいいかな」と、慣れ親しんだ軽井沢でのラウンドを楽しんでいる。(長野県軽井沢町/本橋英治)