国内女子ツアー

堀琴音が16例目の姉妹合格! 柏原明日架も苦しみながら9位通過

2014/07/31 18:22
ともに一発合格を果たした堀琴音と柏原明日架。次週「meijiカップ」でプロデビュー戦を飾る

岐阜県のベルフラワーCCで31日(木)、LPGAプロテストの最終ラウンドが行われ、今季レギュラーツアーに吹き荒れる”アマチュア旋風”の立役者である堀琴音柏原明日架は、それぞれ通算3アンダーの4位タイ、通算1アンダーの9位タイでともに一発合格を果たした。

2011年に合格した姉の堀奈津佳とともに、国内女子ツアー16例目となる姉妹合格となった堀。「(合格者)20人という枠はすごく狭いし、苦しかった。まずは第一目標だった合格ができて良かった」と胸をなで下ろしたが、次週から年度末までのレギュラーツアー14試合に出場できるトップ合格には届かず、「嬉しいけれど、トップで通過して試合に出たかった」と悔しさも滲ませた。

LPGAの規定により、プロテスト合格した年度のレギュラーツアーで推薦出場を受けられるのは3試合のみ。そのプロデビュー戦は早速、次週の「meijiカップ」で巡ってくる。「残り3試合でシードを獲るくらいの気持ちでいきたい」と、言葉に力をこめた。

一方、カットラインに近い15位からのスタートとなった柏原は、3バーディ、2ボギーと1つ伸ばして合格圏内を死守。トップ合格の有力候補に挙げられながらの苦戦に、「調子も良くなかったけれど、ゴルフってこんなに難しいんだと感じた。思ったよりも厳しかった」と3日間を振り返り、深い息を吐いた。

そんな状況の中でも、しっかりと一発合格を決める柏原の潜在能力は誰もが認めるところだ。「今年のうちに勝って、リコー(最終戦のリコーカップ)に出たいと思っている」という大きな目標も、確固たる信念に基づいた響きがある。プロデビュー戦は、堀と同じく次週の「meijiカップ」が決まっている。「これ以上、緊張することはないと思うし、落ち着いてプレーできると思う」と柏原。次週は、大型新人たちが北の大地を盛り上げてくれそうだ。(岐阜県瑞浪市/塚田達也)

<国内女子におけるプロテスト姉妹合格>

選手名/プロテスト合格年
・大城惠美子/1978、大城あかね/1983
・谷福美/1981、谷里美/1985、谷明美/1989
・アン・ウィルソン/1988、エリザベス・ウィルソン/1988
・平瀬真由美/1988、平瀬哲子/1990
・本山恵子/1991、本山裕子/1991
・文平京恵/1989、文平友恵/1993
・金沢星華/1997、金沢鈴華/1998
高村亜紀/1972、高村茶恵/1999
・秋山琴美/1994、秋山千鶴/2000
横峯瑠依/2003、横峯さくら/2004
馬場ゆかり/2002、馬場由美子/2005
久保啓子/2008、久保宣子/2010
菊地絵理香/2008、菊地明砂美/2010
池内絵梨藻/2010、池内真梨藻/2010
鎌田ハニー/2012、鎌田ヒロミ/2013
堀奈津佳/2008、堀琴音/2014