初代女王を狙う森田理香子 「師匠にはかないませんでした」
2014/07/24 17:16
今週開催される国内女子ツアーの新規大会「センチュリー21レディスゴルフトーナメント」に出場する森田理香子。大会前日の指定練習日には師事する岡本綾子が会場に現れ、「アプローチメインでいろいろ教えてもらいました」と、18ホールの練習ラウンドの後半9ホールに帯同した。
舞台となる伊豆大仁CC では1977年から13年間、女子ツアー「いすゞレディース」を開催していた。現役当時の岡本は、打ち下ろしで右ドッグレッグの382ヤード、8番パー4で1オンに成功したことがあり、そのことに森田は「私には厳しいですね。今日は良い当たりしても30ヤード手前でした。岡本さんは1オンされたみたいですけど無理でした(笑)」とお手上げの様子だった。
そんなアップダウンの激しい形状が特徴的なコースは、ビッグスコアが出にくいというのが前評判。森田は「全体的に広いけど、ラフは深くグリーンも小さくて速いので、(アイアンの)距離感を大事にして行きたい」とポイントを挙げ、「距離が短いホールもあるので、ショートアイアンで攻めたいし、パー5も1番以外は2オンも可能だと思います。パー5は獲っていかなきゃいけない」と加えた。
「(大会)初めての優勝者になりたい」と意気込みを示しつつも、「精神的なところも成長していると思うけど、今は岡本さんから教えてもらったことを地道にやっていきたい」と現状を見据える。前週のイーグルポイントGCはグリーンが遅めで「今週はすごく速く感じる」とも。ショットでチャンスを掴み、この日調整したショートゲームでスコアを組み立てて初代女王の座を狙う。(静岡県伊豆の国市/本橋英治)