2014年 ニチレイレディス

一時は首位も5差4位…上田桃子が見つけた最終日逆転のカギ

2014/06/21 18:24
前半の猛チャージで上位キープ、上田桃子は好位置から逆転を狙う

国内女子ツアー「ニチレイレディス」の2日目は、初日から一転、バーディ合戦の展開に。7位から出た上田桃子が、6バーディ2ボギーの「68」で4つスコアを伸ばし、首位とは5打差ながらも、通算5アンダー単独4位に順位を上げた。

上田はこの日1番で5メートルを沈めてバーディ。続く2番ではピン側1.5メートルにピタリとつけ2連続、さらに3番では、グリーン右サイドに切られたカップとエッジの狭いスペース、約1メートルに落とす妙技で3連続の好発進を決めた。

7番ではティショットを右の林に打ち込むトラブルでボギーを叩いたが、結局前半はそれ以外の8ホールで6バーディを奪う「31」の猛チャージ。一時は首位に浮上した。

総距離が長いインコースは難度も高く、ノーバーディの1ボギーと苦戦。一気に突き抜けるには至らなかったが、「自分の中ではいいショットを打てている。フェアウェイをキープ出来ればバーディチャンスにつけられる」と、最終日のバックナインへコース攻略の光明を見いだした。

「グリーンが広くないので、乗せればチャンス。そのためにもフェアウェイキープは必須」。カギはずばりティショットだ。

「ジエ(申智愛)に追いついていかないといけない。前半から(バーディが)獲れるところを確実に獲って、いい滑り出しを切りたい」。かつては米女子ツアーの舞台で戦った同志の背中を追い、明日は好位置から逆転を狙う。(千葉市若葉区/糸井順子)

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