佐伯三貴「私が主役!?」 大会ポスター掲載選手不在の勝機
2014/06/19 17:49
国内女子ツアー第16戦「ニチレイレディス」が明日20日(金)から3日間、千葉県の袖ヶ浦カンツリークラブ・新袖コースで開催される。会場内の至る所に貼られた大会ポスターには、昨年覇者の吉田弓美子をはじめ、昨季賞金女王の森田理香子、さらに昨シーズンはツアー4勝を挙げた横峯さくらら注目選手6名が掲載されているのだが、その中で今年の大会に出場を果たすのは佐伯三貴、ただひとりだ。
というのも、今週は海外メジャー「全米女子オープン」の開催と重なり、国内女子の賞金ランク上位陣、予選会を突破した日本勢がフィールドから外れるため、今大会は“静かに”開幕を迎えることとなった。この日行われたプロアマ戦で18ホールをラウンドし、コースの手応えを確かめた。
佐伯はシーズン開幕から1ヶ月して、持病の手首痛に悩まされ「サイバーエージェントレディス」で欠場を余儀なくされた。休養を経て、5月の「中京テレビ・ブリヂストンレディスオープン」を2位でフィニッシュ。ここ数戦で徐々に調子を取り戻してきた。3週間後には、昨年トップ10(7位)の好成績を残した「全英リコー女子オープン」への出場を控えている。
「全英に向けて上がってきているのは良かった。あと2週間(国内試合で)は調整に充てるつもり。今はガツガツ行くよりも、プレースタイルを確立する時期」と、メジャーを想定した技を実戦投入していく。「ポスター?気付きましたよ。(今週は)私が主役?いやいやギャラリーの皆さんは若い選手を見にくるんでしょ(笑)」と冗談まじりも、強者不在のチャンスに、淡々と勝機を窺っていく。(千葉県若葉区/糸井順子)