2014年 スタジオアリス女子オープン

3位発進の渡邉彩香 飛ばし対決でも森田理香子をリード!

2014/04/11 18:56
同組の森田理香子を飛距離でもリード。渡邉彩香が自慢のディスタンス能力を見せつけた

兵庫県の花屋敷ゴルフ倶楽部よかわコースで11日(金)、国内女子ツアー「スタジオアリス女子オープン」が開幕。2週間前の「アクサレディスゴルフトーナメント in MIYAZAKI」でツアー初優勝を手にしたばかりの渡邉彩香が4バーディ、1ボギーの「69」で回り、首位に2打差の3アンダー3位タイと好スタートを切った。

この日は、昨年の「CAT Ladies」最終ラウンド以来、2回目となる森田理香子との同組ラウンドだった。初日に2人が組み合わされるのは初めてで、これも大会側がかける渡邉への期待の現れだろう。

この日の最大注目ペアリングでギャラリーが楽しんだのは、渡邉の「-3」に対して森田の「+6」と、思わぬ大差がついたスコア対決のみではなかった。ツアー屈指のロングヒッター同士による飛距離対決。渡邉は“空中戦”でも森田をリードする場面が目立った。

ともにドライバーでフェアウェイに打った2番(パー5)では、森田の約10ヤード先にボールを運び、3オン1パットでバーディ先行。同じく5番(パー5)のティショットでも右ラフに外した森田の約10ヤード先に行き、花道からの3打目をピンに絡めてバーディを重ねた。さらに打ち下ろしの6番では、滞空時間、ボールの最高到達点ともに森田に勝る高弾道で再び10ヤード先へ。「オーッ!」という驚きのこもった歓声も、森田のそれに比べ大音量でコースに響き渡った。

渡邉は飛距離対決ついては多くを語らず、「森田さんはどんな時でもリズムが一緒。ミスをしても淡々としている」と、久々の同組ラウンドに感心しきり。「初日から森田さんと回れるのも優勝したからだと思う。すごく勉強になります」と感慨深げだった。(兵庫県三木市/塚田達也)

2014年 スタジオアリス女子オープン