女王争いさらに激化?森田、佐伯らが続々チャージ
2013/11/09 19:18
三重県の近鉄賢島CCで開催されている国内女子ツアー「ミズノクラシック」の2日目。初日61位タイと大きく出遅れていた賞金女王争いでトップを走る森田理香子が、6バーディ、ノーボギーの「66」をマーク。通算4アンダーの15位タイへのジャンプアップを遂げ、首位に4打差で最終日を迎える。
初日は「リズムが早くなっていた」というドライバーの乱れでスコアを崩したが、この日は「昨日よりリズムが良かった」と迷いなく振り抜き、次々とフェアウェイを捕らえた。得意とするパー5も、4ホール全てでバーディ奪取。13番では2オンに成功するなど、自身の長所も生かせたラウンドに「久しぶり(の好スコア)なので嬉しい」と目を細めた。
しかし、森田を追う側も黙っていない。約358万円差の2位で追う横峯さくらが通算1アンダーの41位タイと後退した一方で、同3位の佐伯三貴が「66」、同5位の吉田弓美子が「65」とチャージ。ともに森田の上をゆく通算5アンダー10位タイまで急浮上し、首位に3打差に迫った。
森田との差は、佐伯が約2,450万円、吉田が約3,200万円と開いてはいるが、今大会の優勝賞金120万ドル(約1,800万円 ※11月11日時点のレートで換算)加算となれば、逆転女王へのチャンスを大きく膨らませ、残り3試合(優勝賞金の合計額/5,920万円)を迎えることになる。
佐伯は「女王争いは意識していない」と口にしながらも、「でも、最後まで可能性のあるところにはいたいですね」と意欲の片鱗をのぞかせる。次週からの「伊藤園レディス」と「大王製紙エリエールレディスオープン」はいずれも歴代優勝者。まずは今週、森田と横峯が僅差で競り合う“2強争い”に食い込むことが重要だ。(三重県志摩市/塚田達也)