渡邉彩香がツアー初優勝へ首位に肉薄 飛距離でも魅せた!
2013/10/19 20:24
千葉県の東急ハンドレッドクラブで開催されている、国内女子ツアー「富士通レディース」の2日目。昨年プロテストに合格し、今年がツアー本格参戦1年目となる渡邉彩香が、4バーディ1ボギーの「69」をマーク。首位に1打差の5アンダー単独2位に浮上し、ツアー初優勝へのチャンスをつかんだ。
8位タイからスタートした渡邉は、「無理をしないでセンター狙い」というプランのもと、多くの選手が停滞を強いられた強風の中で安定したプレーを続けた。ボギーは3パットを叩いた前半4番の1つのみ。「アイアンが好調だったし、ロングパットの距離感も合っていたので、安心してグリーンを狙うことができた」。
その流れの中で、ピンに寄ったチャンスは見逃さない。9番で1メートル、10番(パー5)で2メートルを決めて連続バーディ。14番でも1メートルに絡めてスコアを伸ばすと、16番(パー5)ではツアー屈指の飛距離で魅せた。フェアウェイから残り220ヤードの2打目を5番ウッドで打ち、ピン右8メートルに2オン成功。イーグルパットは惜しくもカップを逸れたが、悠々のバーディで首位に肉薄した。
今季はここまで28試合に出場し、賞金ランキングは67位とシード圏外。今シーズンも残すは「ミズノクラシック」と最終戦「リコーカップ」を除いた5試合となる中、焦る気持ちも生まれはじめている。
「シードはすごく獲りたいけど、先週は気にし過ぎて良くなかった。今は、ダメならしかたないという気持ちでやっているけど、やっぱり意識しています…」。すべての悩みを払拭してくれる勝利の2文字へ向け、最終日に勝負をかける。(千葉県千葉市/塚田達也)