2013年 中京テレビ・ブリヂストンレディスオープン

大山志保、優勝を逃して涙 「自ら崩れたことが悔しい」

2013/05/26 17:07
パットに苦しむ展開に終始した大山志保。会見中も悔し涙が止まることはなかった

愛知県にある中京GC石野コースで開催された、国内女子ツアー「中京テレビ・ブリヂストンレディスオープン」の最終日。首位に2打差でスタートした大山志保は1バーディ、4ボギーの「75」と崩れ、通算5アンダーの4イタイで終戦。自身のバースデーウィークを、2シーズンぶりの勝利で飾ることは叶わなかった。

初日にマークした「66」がベストスコア賞の対象となり、出席した表彰式は敗者にとって残酷な時間だった。森田理香子が主役の舞台で、堪えきれずに悔し涙が頬を伝う。記者会見でも涙は止まらず、しばらくは言葉にならず沈黙が続いた。

「前を見て攻めの気持ちでいけましたが、今日はダメでした。37パットではどうしようもないです」。2番、3番と4メートルのバーディチャンスは僅かにショート。続く4番(パー3)ではカラーから3パットとし、追う立場ながらボギーが先行。以降は「バーディを獲りたい気持ちが強すぎて、全部オーバーしてしまって・・・」。

2日目までは次々と繰り出していたガッツポーズは、首位に2打差で折り返したサンデーバックナインを迎えても不発。「プレッシャーも緊張もなかったけど、思うようなプレーができませんでした。その中でバーディ、バーディと思ってプレーしたけど、自ら崩れてしまったことが悔しいです」。大山を、最後まで重い空気が包んだ。(愛知県豊田市/塚田達也)

2013年 中京テレビ・ブリヂストンレディスオープン