2011年 CAT Ladies

首位発進の藤本麻子「自分はできる!」

2011/08/19 19:22
自身初の首位発進とした藤本麻子。会見で話す表情も自信に満ち溢れていた

「CAT Ladies」初日、7アンダーで単独首位に立ったのは21歳の藤本麻子。強風、霧、雨と悪条件が重なる状況ながら、7バーディ、ノーボギーと会心のラウンドを見せた。

09年のプロテストに合格し、プロ3年目にして自身初の首位発進。アマチュア時代と比較し、「ショットの精度が上がったと思う」と自らの進化を口にする。加えて、コースマネジメントにも成長の跡を実感。「今日はラフに入っても難しい方には入れず、寄せて1パットが多かった」と納得の表情を浮かべる。

その全てに起因しているのは、「自信をもってやれている」という内なる強さだ。「低迷しているときは“失敗したらどうしよう”と自信が無く、ネガティブだった」と振り返るが、今年のスタンレーレディスでキャディにかけられた“麻子は上手いんだから自信を持て”という言葉が転機になったという。

「自信を持たないと良いショットも打てないし、上にいけない。それから“自分はできる”と自信を持ってやっています」。

2打差の2位につけるのは、プライベートでも仲の良い金田久美子。「(金田は)優勝しているけど、それに負けないように頑張らないと。いい刺激になっています」。ジュニア時代から争ってきた1歳年上のライバルに、首位の座を譲るわけにはいかない。「1ホール1ホール消化し続けて、その結果優勝できれば嬉しい。今日みたいによく考えてプレーしたい」と、ツアー初勝利に向けて闘志を燃やした。(神奈川県箱根町/塚田達也)

2011年 CAT Ladies